北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>
Day 10
8月5日
晴れ
穂高岳山荘C(5:50) 奥穂高岳(6:20) 天狗ノ頭(8:30) 西穂高岳(11:10) 西穂山荘(13:25) 上高地<小梨平C>(16:10)
テントから顔を出すといいお天気そうなのでひとまず安心。いつものマルタイラーメンをすすっていると、雲海の上にきれいな朝焼け。贅沢な朝食の時間です♪
テントをたたんでテント受付の札を返却しに行くと、小屋の前で30名ほどの団体が声を合わせてストレッチをしています。それを見てあわてて出発。
奥穂頂上。
すごく狭いので、みんなザックを少し下において登っていました。
頂上は撮影大会です。
奥穂からジャンダルム。
すでにジャンダルムの上に人が見えました。
どういう道かわからないのでちょっと不安だけど、わくわくします☆
一番はじめの「馬の背」が一番こわかったです。
こんなのが5時間続くのかと思いショゲましたが、あとは繰り返し岩登りという感じ。ただ、ロープつけて登ってもいいような場所でした。
地図上で、点線とはいえこれが一般道だなんて驚きです。
ザックも重いしとにかく落石しないように・・と気を付けて登っていたのですが、後ろから登ってきた宇塚さんは「さっきのムーブ イケてないね。よく岩見て外側のフレーク使わなきゃ」「そんな力ずくで登ちゃって・・」って。
それどころじゃないのに失礼しちゃいます。
天狗のコル。
昔は避難小屋があったとか。
天狗のコルから岳沢に下りられるようです。
前日に心配していた「垂壁」「逆層スラブ」なども、それなりにボルトやクサリが打たれていたので、無事ジャンダルムと西穂を通過することができました。(リングボルトやハーケン、スリングも結構使われていました)
天狗のコルからしばらく行った稜線で、大ゴケしてしこたまスネを打ってしまいました。
自分ではまっすぐ前にコケてたつもりですが、後ろから見ると一瞬横に跳んでいたらしく「そのまま下に落ちていくと思った」と。
危ない場所よりも、少し気が抜けるような場所のほうが危ないのかもしれません。
これは本当に反省です。。。
西穂山荘の少し手前で、「これからジャンダルムに行く」という75歳の方にお会いしました。
もうお昼なのに?と思ったら、途中でビバークする、とのこと。何度か奥穂-西穂間を行き来したことがあるらしく、「こんな天気のいい日は、雨具だけ着て寝てれば寒くないんだ。その方が星が見えていいんだよ。ガハハハハ!」と。
夏山とはいえ雨具だけじゃ寒い気がするけど、経験積んだら寒くなくなるのか、それとも昔の人は寒さに強いのか・・・次の日、ヘリが飛ぶ度に「もしや、あのおじいさんでは・・?」と思ってしまうのでした。
西穂山荘。
すごくキレイな小屋で、すれ違う人みんなイイ匂いがします。
まだ時間もあったので、この日のうちに上高地まで降りることにしました。
もうすぐ上高地ということで気が緩んだせいか、下りが続いたせいか、西穂から上高地までの下りがとても長く感じました。
とにかく、すれ違う人がイイ匂いなんです。
夕方になったし、この日のお風呂はもうあきらめていたのですが、なんと!小梨平キャンプ場には夜8時まで空いているお風呂があるのです!
小梨平キャンプ場、あっぱれです!
おかげで10日ぶりにお風呂に入ることができました。。。