2010年8月6日

北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>DAY11-12

北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>

Day 11 -12
8月6日 7日
小梨平C
晴れ

小梨平キャンプ場でまったり。もちろん毎日お風呂♪
ソフトクリームに信州そばにアップルパイにカツカレー。
梓川のほとりでお昼寝をして、大正池までお散歩。
朝いちばんの露天風呂は最高でしたヽ(´▽`)ノ



テント場からの景色










2010年8月5日

北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>DAY10

北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>


Day 10
8月5日
晴れ
 
穂高岳山荘C(5:50) 奥穂高岳(6:20) 天狗ノ頭(8:30) 西穂高岳(11:10) 西穂山荘(13:25) 上高地<小梨平C>(16:10)
 
テントから顔を出すといいお天気そうなのでひとまず安心。いつものマルタイラーメンをすすっていると、雲海の上にきれいな朝焼け。贅沢な朝食の時間です♪
 
テントをたたんでテント受付の札を返却しに行くと、小屋の前で30名ほどの団体が声を合わせてストレッチをしています。それを見てあわてて出発。
 
 
 
 
奥穂頂上。
 
すごく狭いので、みんなザックを少し下において登っていました。
頂上は撮影大会です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




奥穂からジャンダルム。

すでにジャンダルムの上に人が見えました。
どういう道かわからないのでちょっと不安だけど、わくわくします☆






一番はじめの「馬の背」が一番こわかったです。
こんなのが5時間続くのかと思いショゲましたが、あとは繰り返し岩登りという感じ。ただ、ロープつけて登ってもいいような場所でした。
地図上で、点線とはいえこれが一般道だなんて驚きです。


ザックも重いしとにかく落石しないように・・と気を付けて登っていたのですが、後ろから登ってきた宇塚さんは「さっきのムーブ イケてないね。よく岩見て外側のフレーク使わなきゃ」「そんな力ずくで登ちゃって・・」って。
それどころじゃないのに失礼しちゃいます。






天狗のコル。

昔は避難小屋があったとか。











 
 
天狗のコルから岳沢に下りられるようです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
前日に心配していた「垂壁」「逆層スラブ」なども、それなりにボルトやクサリが打たれていたので、無事ジャンダルムと西穂を通過することができました。(リングボルトやハーケン、スリングも結構使われていました)
天狗のコルからしばらく行った稜線で、大ゴケしてしこたまスネを打ってしまいました。
自分ではまっすぐ前にコケてたつもりですが、後ろから見ると一瞬横に跳んでいたらしく「そのまま下に落ちていくと思った」と。
危ない場所よりも、少し気が抜けるような場所のほうが危ないのかもしれません。
これは本当に反省です。。。

西穂山荘の少し手前で、「これからジャンダルムに行く」という75歳の方にお会いしました。
もうお昼なのに?と思ったら、途中でビバークする、とのこと。何度か奥穂-西穂間を行き来したことがあるらしく、「こんな天気のいい日は、雨具だけ着て寝てれば寒くないんだ。その方が星が見えていいんだよ。ガハハハハ!」と。
夏山とはいえ雨具だけじゃ寒い気がするけど、経験積んだら寒くなくなるのか、それとも昔の人は寒さに強いのか・・・次の日、ヘリが飛ぶ度に「もしや、あのおじいさんでは・・?」と思ってしまうのでした。
 
 
 
西穂山荘。
すごくキレイな小屋で、すれ違う人みんなイイ匂いがします。
 
まだ時間もあったので、この日のうちに上高地まで降りることにしました。
 
 

 
 
 
 
もうすぐ上高地ということで気が緩んだせいか、下りが続いたせいか、西穂から上高地までの下りがとても長く感じました。
とにかく、すれ違う人がイイ匂いなんです。
夕方になったし、この日のお風呂はもうあきらめていたのですが、なんと!小梨平キャンプ場には夜8時まで空いているお風呂があるのです!
小梨平キャンプ場、あっぱれです!
おかげで10日ぶりにお風呂に入ることができました。。。

2010年8月4日

北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>DAY9

北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>


 
Day 9
8月4日
晴れ
 
槍ヶ岳山荘C(5:00) 槍ヶ岳往復 槍ヶ岳山荘C(6:10) 南岳(8:15) 北穂高岳(11:40) 穂高岳山荘C(14:30)
 
昨日、「反マルタイ宣言」をしたこともあり、今朝はマルタイラーメンにyumyumのスパイスを入れてみました。
とにかくマルタイ味から遠ざかれば遠ざかるほうがいいようです。
(杉浦は隠れマルタイ派で、山の朝にはぜひマルタイを!と思っています。)
 
前日に槍ヶ岳を見上げると槍ヶ岳の上から1/3まで列ができていました。明日の朝も混んでたら行かなくてもいいか。ということになっていたのですが、テントから顔を出すと星がでています。
むぅ・・いいお天気!
みんなが小屋の前で朝日を見ている合間に槍へ・・・行きかけたら、なんと吉川さんとバッタリ!
「小保方さんから宇塚さんが槍に来ていることを聞いて、電話したけどつながらないからもう会えないかと思った。」と。
吉川さんは、関西のお客さんを連れて来ているとのことで、朝からうれしいサプライズでした。
小保方さんサポートありがとうございます!
無事、槍頂上からの景色も楽しむことができました。
 
真ん中が富士山、左が八ヶ岳で、甲斐駒も見えます。
吉川さんが説明してくださいました。
 
剱岳からやたらと関西の人が多かったように思います。槍もまたしかり。
宇塚さん曰く「関西人が多いわけではなく、ただ声がデカいから目立つ」んだそうです。
・・・ガビーン!
 
 
見えずらいですが、ライチョウの赤ちゃん。

ここ1週間、毎朝ライチョウに会いました。
 
まるくてフワフワして、おいしそう。
イヒヒ・・・( ̄ー ̄)
 
 
 
 
 
 
 
ついに槍を通り過ぎました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
中岳を降りたところ。
 
ここから上高地までの、最後の水場です。
上からの雪解け水をみんな汲んでいきます。水場って蛇口があるもんだと思ってたから意外でした。こうやってお水をとるところがあるんですね。へぇー。
しっかり飲みだめもして、出発です。
 







 
 
 
 
 
 
「今日はお天気がいいし、南岳に泊まってゆっくり満喫したい」と言ったのですが、「この周辺は岩場が多くて危ないから天気がいいうちに抜けるべき」とのことで、穂高岳山荘までがんばることになりました。
ちょっと残念・・・


 
 
 
 
  大キレットの途中。
最低コル とかいうところだった気がします。
槍から穂高にかけて、岩場が続くので気を使いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
ここは・・どこでしょう?
あの山はなんでしょう?
キレイだったので撮ってみました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
飛騨泣きの手前。
迫力があってステキです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
飛騨泣きを超えて北穂高岳に到着。
「ここからも岩場が続くので、ムリそうなら涸沢に降りてもいい」と言われ、楽ちんだいすき杉浦さんはすごく悩みました。穂高小屋まで行けなくはないけど、一日早くお風呂に入れるしアイスクリームあるし・・・そりゃもうパラダイスじゃないですか・・!分岐点ぎりぎりまで悩みましたが、せっかくここまできたので頑張って穂高岳小屋まで行くことにしました。
私、エライ!
 
 
 
 
穂高岳山荘C。
 
思ってたよりも雪が多く、残雪にステップを切っていました。山小屋の人にはほんとに感謝です。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
キャンプ場からの景色。
金色の雲と岩肌のコントラストが感動的でした。
 
槍にも撮影の人がいたのですが、この日も撮影の人たちが来ていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジャンダルム。
 
よぉーく見ると長い垂壁が見えたりします。
地図を見ても「長いクサリ」「逆層スラブ」「垂直な岩にクサリ」・・・
 
 
こんな荷物もって垂壁とか逆層スラブとか・・エライコッチャです。
この日は、ほんとに西穂にたどり着けるのか不安なまま眠りにつきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2010年8月3日

北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>DAY8

北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>

Day 8
8月3日
霧のち晴れのち雨

黒部五郎C(5:30) 三俣蓮華岳(7:00) 双六岳(8:20) 双六小屋C(9:15-9:40) 千丈乗越(12:35) 槍ヶ岳山荘C(13:50)

毎日、雨に降られていたので、毎朝ちょっと不安になりながら外を眺めるクセがついてしまいました。山小屋が霧に見え隠れしていて微妙なかんじでしたが、マルタイラーメンを食べながら雨が降っていないことに感謝。
「マルタイ派」だった宇塚さんでしたが連日のマルタイラーメン生活に不満がポツポツとでてきており、この日の朝ついに「今日からオレも反マルタイ派」 と。
ついに宇塚さんが「反マルタイ派」になりました。

そんなこんなで、外をみると霧も少しずつ晴れていいお天気になりそうな雰囲気です♪
歩き出すとすっかり晴れ渡り、高度と一緒に景色が変わるのがすごく楽しい。三俣蓮華岳では少々霧が濃くなっていました。岐阜と長野と富山の境界線ということで楽しみにしていたのですが、グルッと見回したところ特にちがいがあるわけでもなく・・当然ですが。




双六岳頂上。
待ち望んだカラッと涼しい天気。

















双六岳からの下り。
写真の丘の下に雪渓があって、「夏道は危ないので春道を通ってください」という立札が。
春道は左側(長野川)に迂回して下りました。







 









双六岳周辺では展望のいい稜線ルートを選択。
後ろには、前日にのぼった黒部五郎岳と薬師岳。







前をみると槍ヶ岳が・・近い!










双六小屋(今日の目的地)に到着したのが9時15分。お天気もいいし、このままのんびりするにはちょっと早すぎるので、がんばって槍ヶ岳まで行くことになりました。
西鎌尾根は、ずーっと槍を見ながら歩けるいい道でした。尾根を越える度に槍が近くなってモチベーションもあがります☆
ただ千丈乗越から先は別・・この辺りから霧がでてザレた登りが続き、ただ黙々と歩みを進めます。
なぜか頭の中には西遊記のBGMが。「三蔵法師は日本からインドまで歩くなんて上出来だよ・・・。」とか「シルクロードってなんでゴビ砂漠とおったんだろう。南国ぬけたほうが楽しそうなのに・・」とか考えながら。
この山行で一番早く抜けたい場所でした。



槍ヶ岳山荘C。
テント場は崖っぷちでした。
テント場についてしばらくすると雨がポツポツ降ってきました。

テント場は結構密集していてよく歩いた一日だったなぁとテントでゴロゴロしていると、パフュームを合唱する、男子ワンゲル部の野太い声が聞こえてきました。

いろんな意味でキツイ一日でした。

2010年8月2日

北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>DAY7

北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>

Day 7
8月2日
晴れ

薬師峠C(6:00) 北ノ俣岳(7:45) 黒部五郎岳(10:55) 黒部五郎C(13:10)

今日は朝から晴れ。
「合宿でここ通るんだね」とか言いながらテクテク。黒部川が見えるとやっぱり合宿の話題になります。


 
北ノ俣岳に向かうところ。
平和な感じの登りだしでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
黒部五郎岳頂上から。
 
遠くに槍が見えます。ちょっとずつ近くなってるけどまだ遠い。


後ろには昨日登った薬師岳。

100名山とか今まで気にしたことなかったんですが、薬師岳や黒部五郎岳てさすが100名山に選ばれただけある、いい山だなぁと思いました。初めて100名山を実感です。





黒部五郎からの下り。
景色もお天気もよく、ルートがいくらでもできそうな岩が続いていてワクワクします。









こんな岩がゴロゴロです。
ボルダーし放題。
















岩をみるとついつい・・・


















ついつい・・・

「あぁ・・ジャミングが気持ちいい・・」 とか言って。















何度も登って、なかなか動けません。











やっと今日のキャンプ地に到着。
この日は一日きれいに晴れていました。
時間に余裕があったので、靴下や服をお水で洗って、テントをはじめ全てのものを干しまくり。
宇塚さんはお水で全身を洗ってました。

スッキリしてグッスリ眠れた一日でした。

2010年8月1日

北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>DAY6

北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>

Day 6
8月1日

曇のち晴、昼過ぎから雨
スゴ乗越小屋C(6:40) 薬師岳(10:20) 薬師峠C(12:50)

今日は薬師岳を経由。
アップダウンというより、ずーっと登ってずーっと下るかんじでしょうか。
前日のアップダウンの繰り返しよりは楽な気がしました。



薬師岳の手前から雲が切れて快晴!
ずっと雲の中を歩いていたので、気持ちもスッキリです。








これまた上の写真が薬師岳だと思ったら、その奥が薬師岳でした。
薬師岳への登りで、菅笠をかぶった83歳の方にお会いました。
「83歳とはいってもまだまだ若いんだ」と言いながらしっかりした足取りで下って行かれました。
自分が83歳になってここに来られるかと考えると、すごいことだなぁとしみじみ思います。

薬師岳からは、後ろに剱岳、前に槍が見えました。
ちょうど真ん中あたりですね。
どっちも遠くて、よく歩いたし、まだまだ先は長く・・・気が遠くなります。











薬師岳頂上の祠。
中には薬師如来やいろいろな仏像が収められていました。
薬師如来ってラインがキレイで結構好きです。






 薬師岳山荘。
本日リニューアルオープンだったそうで、薬師岳山荘のリニューアルオープンに合わせて予定を組んだという人もいました。

まだ改修工事が続いていて、重機やコンテナが置いてあって雑然とした感じでした。






薬師峠キャンプ場。
山ヤ、沢ヤ、釣り人、中学生。いろんな人種がテントを貼っています。

小屋泊りの人が通りすがりに「気を付けてねー」声をかけていってくれました。
何日も同じ行程なので、すっかり顔なじみです。





今日のおうちはこんなかんじ。
テントの前に岩をしきつめて、木を置いて、オシャレにしてみました。

←くつ下がいよいよ大変なことになっています。
通りすがりの人に「ここ、なんか動物に匂いがするね」って言われました。
確かに、同じ人類とは思えない臭いを発していました。





 毎日、テントと張ってしばらくすると雨が降っていたのですが、この日は見事なサンセットを見ることができました。