2010年8月3日

北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>DAY8

北アルプス縦走 <剱 IN-上高地 OUT>

Day 8
8月3日
霧のち晴れのち雨

黒部五郎C(5:30) 三俣蓮華岳(7:00) 双六岳(8:20) 双六小屋C(9:15-9:40) 千丈乗越(12:35) 槍ヶ岳山荘C(13:50)

毎日、雨に降られていたので、毎朝ちょっと不安になりながら外を眺めるクセがついてしまいました。山小屋が霧に見え隠れしていて微妙なかんじでしたが、マルタイラーメンを食べながら雨が降っていないことに感謝。
「マルタイ派」だった宇塚さんでしたが連日のマルタイラーメン生活に不満がポツポツとでてきており、この日の朝ついに「今日からオレも反マルタイ派」 と。
ついに宇塚さんが「反マルタイ派」になりました。

そんなこんなで、外をみると霧も少しずつ晴れていいお天気になりそうな雰囲気です♪
歩き出すとすっかり晴れ渡り、高度と一緒に景色が変わるのがすごく楽しい。三俣蓮華岳では少々霧が濃くなっていました。岐阜と長野と富山の境界線ということで楽しみにしていたのですが、グルッと見回したところ特にちがいがあるわけでもなく・・当然ですが。




双六岳頂上。
待ち望んだカラッと涼しい天気。

















双六岳からの下り。
写真の丘の下に雪渓があって、「夏道は危ないので春道を通ってください」という立札が。
春道は左側(長野川)に迂回して下りました。







 









双六岳周辺では展望のいい稜線ルートを選択。
後ろには、前日にのぼった黒部五郎岳と薬師岳。







前をみると槍ヶ岳が・・近い!










双六小屋(今日の目的地)に到着したのが9時15分。お天気もいいし、このままのんびりするにはちょっと早すぎるので、がんばって槍ヶ岳まで行くことになりました。
西鎌尾根は、ずーっと槍を見ながら歩けるいい道でした。尾根を越える度に槍が近くなってモチベーションもあがります☆
ただ千丈乗越から先は別・・この辺りから霧がでてザレた登りが続き、ただ黙々と歩みを進めます。
なぜか頭の中には西遊記のBGMが。「三蔵法師は日本からインドまで歩くなんて上出来だよ・・・。」とか「シルクロードってなんでゴビ砂漠とおったんだろう。南国ぬけたほうが楽しそうなのに・・」とか考えながら。
この山行で一番早く抜けたい場所でした。



槍ヶ岳山荘C。
テント場は崖っぷちでした。
テント場についてしばらくすると雨がポツポツ降ってきました。

テント場は結構密集していてよく歩いた一日だったなぁとテントでゴロゴロしていると、パフュームを合唱する、男子ワンゲル部の野太い声が聞こえてきました。

いろんな意味でキツイ一日でした。